はじめまして。
私は漢方薬剤師として、大阪で店舗を経営しています。
西洋の薬だけでは患者さんの状態がよくならないことが多く、状態を治していくという漢方薬に興味を持ち、勉強しはじめました。
漢方薬の面白さを多くの人に知ってもらうためにこのサイトをつくりました。
市販で購入できる漢方薬の違いに焦点をあてています。
自分の症状を自分で判断し、自分でドラッグストアで薬を選べるように情報を提供していきたいと思います。
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漢方に興味をもったのは西洋のお薬でなかなかよくならない患者さんも多く、他にできるアプローチがないかと探し、その手段の1つに漢方は面白いのではないかと興味をもちました。漢方が現代の西洋の医学より優れているということが言いたいのではありません。感染症など細菌が原因となっている病気は西洋薬の抗生剤が圧倒的にすぐれており、漢方ではそれに代わる薬はないと思います。反対に原因がよくわからず、何となく調子が悪いなという不定愁訴に関しては漢方薬の効果があることも多いです。その差は西洋薬と漢方薬とでは薬の発見の仕方が異なるからです。
西洋の現代の研究では生体内で起きていることを分子レベルで分析、解明することからはじまります。例えばの話ですが、ある物質によってアレルギーを起こすことが発見されたとします。するとその物質の構造やその物質が作用する受容体を分析していきます。物質が働きかける部位にフタをし、その物質がくっつくことができなくなる物質を投与すればアレルギー症状は抑制されます。
西洋薬では、原因の分析→薬の開発→実際に効くのか確認という流れになります。
漢方薬では西洋薬の逆の流れで薬が発見されていったと考えられます。歴史的に有名な漢方の古典『傷寒論』がまとめられたのは1800年前ですので、その時代に分析する技術はもちろんありません。経験的に、この草の根を飲むと調子がよくなる!というのがわかり、漢方として使われていきました。以上からわかるのは、漢方薬は効果があるから、使用されているということです。西洋薬では、理論上では効果がある物質でも実際に投与すると効果がない、ということがよくあります。たくさんの薬が開発され、臨床試験でドロップアウトしています。それだけ人間の体が複雑ということです。その点、漢方薬ではどういう機序で効いているかわからないけど、投与すると効くから使っていこう!というスタンスです。
漢方薬では、実際に服用→経験的に効果があるか判定→漢方薬として使用されていくという流れになります。漢方がどのような作用で効いているのかわからないと前述しましたが、ただ最近では六君子湯がグレリンという物質の分泌低下を改善することで食欲不振を改善したり、胃粘膜防御作用があったりと研究が進み、解明されてきています。
より漢方薬を知ってもらうために、更新していきたいと思います。
問い合わせについては、kampoyaku.shop@gmail.com
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