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漢方薬解説
赤いにきびにはどんな漢方薬がいいの?
清上防風湯 にきびで使用される清上防風湯です。清上防風湯は清熱作用が強く赤いにきびに適しています。 【】 ツムラの添付文書には「にきび」と記載があります。 【】 黄連・黄芩・黄柏・山梔子・荊芥・連翹・防風・薄荷・白芷・桔梗・枳殻(枳実)・甘草... -
漢方薬解説
関節痛、関節が強ばる、膝を曲げると慢性的に痛む方にはどんな漢方薬がいいの?
疎経活血湯 関節痛、腰痛、筋肉痛に使用される疎経活血湯です。関節痛につかわれる漢方薬はいくつかありますが、疎経活血湯は血虚という病態の慢性化による筋肉の痩せ、筋肉のひきつりを伴なっているときに用いられます。疎経活血湯は風邪を追い出すだけで... -
漢方薬解説
関節痛、筋肉痛にはどんな漢方薬がいいの?
薏苡仁湯 薏苡仁湯はヨクイニン湯と読みます。名前が似ていますが、“薏苡仁湯”と“ヨクイニン”は全く異なります。薏苡仁湯は7薬から構成される漢方薬で関節痛や筋肉痛につかわれます。それに対しヨクイニンはいぼ・肌荒れにつかわれます。適応が全く異なる... -
漢方薬解説
コロコロした便、乾燥した便秘にはどんな漢方薬がいいの?
潤腸湯 便秘のときによく使用される潤腸湯です。潤腸“丸”に麻子仁丸をあわせたような漢方薬です。潤腸湯は字の通り腸を潤す漢方薬であり、便がコロコロしたり、普段から乾燥しているご年配の方に向いたお通じの漢方薬です。 便秘でつかわれるものには潤腸... -
漢方薬解説
にきび、蓄膿、慢性副鼻腔炎にはどんな漢方薬がいいの?
荊芥連翹湯 にきび、蓄膿(慢性副鼻腔炎)で使用される荊芥連翹湯です。森道伯がつくった一貫堂医学という考えにおいて、荊芥連翹湯は解毒証体質に方につかわれ、体質改善の漢方薬といえます。 以下の薬理作用がわかっています。 (1) 活性酸素産生抑制作... -
漢方薬解説
疲れがなかなかぬけないときにはどんな漢方薬がいいの?
十全大補湯 疲れ、疲労感があるときによく使用される十全大補湯です。体力を補う漢方薬のなかで代表的なものの1つです。ほかに気を補う漢方薬で有名なものには補中益気湯や人参養栄湯があります。補中益気湯は補気昇提、十全大補湯は気血双補、人参養栄湯... -
漢方薬解説
肩がこって、長引く頭痛、イライラにはどんな漢方薬がいいの?
釣藤散 頭痛、イライラや肩がこって長引く頭痛に使用される釣藤散です。慢性頭痛につかわれるもので有名なものに呉茱萸湯もありますが、呉茱萸湯は冷えが原因による頭痛に対し、釣藤散は頭痛とイライラの熱の症状がみられるときに適しています。釣藤散の適... -
漢方薬解説
血圧が高く、のぼせ、肩こり、頭重感、耳鳴りにはどんな漢方薬がいいの?
七物降下湯 七物降下湯は日本で考案された漢方薬です。大塚敬節先生がご自身の高血圧とそれに伴う眼底出血がみられたときにつくられた処方です。 【】 ツムラの添付文書には「身体虚弱の傾向のあるものの次の諸症:高血圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、... -
漢方薬解説
なんだか疲れやすいと感じたときはどんな漢方薬がいいの?
補中益気湯 疲れやすい、気力、体力、食欲が落ちたとき、疲労倦怠、食欲不振によく使用されます。中気下陥という気が落ち込んだときの代表方剤です。医王湯ともいわれます。補中益気湯を一言で説明するなら気を補い、気を上へ持ち上げる漢方薬です。気を上... -
漢方薬解説
足や指先が冷えるつらい冷え性にはどんな漢方薬がいいの?
当帰四逆加呉茱萸生姜湯 女性の冷え性によくつかわれる当帰四逆加呉茱萸生姜湯です。温めて血の巡りをよくする漢方薬であるため、冷え性だけでなく、冷えによる頭痛、痛みにもつかわれます。 当帰芍薬散は血虚とむくみに対する漢方薬で温める生薬はあまり...