当帰湯
当帰湯は気血が不足しているところに寒が入り込むことで腹痛が生じるときに使われます。
当帰湯は適応からも広い意味で腹痛をとらえ、肋間神経痛などにもつかわれます。
目次
当帰湯の効能効果は?
ツムラの添付文書には「背中に寒冷を覚え、腹部膨満感や腹痛のあるもの」と記載があります。
当帰に入っている生薬は?
当帰・芍薬・人参・黄耆・乾姜・山椒・半夏・厚朴・甘草・桂皮の10薬から構成されています。
当帰湯は大建中湯の加減法の1つといえます。
当帰湯=大建中湯―膠飴+当帰・芍薬・黄耆・半夏・厚朴・甘草・桂皮
山椒・乾姜にて温中散寒、当帰・芍薬にて養血、人参・黄耆・甘草にて益気、桂皮にて通陽、半夏・厚朴にて除満します。冷えを取り、気血を養うことで胸腹部の痛みにつかわれます。
当帰湯は山椒、乾姜、桂皮の強く温める生薬が入っています。冷えによって痛みが生じる場合に向いている漢方薬です。
当帰湯の医療用のメーカーごとの違いは?
大手3社(ツムラ、クラシエ、コタロー)の生薬量を調べてみましたが、扱いがあるのはツムラのみでした。
当帰湯の市販薬おすすめは?
当帰湯の市販薬を探したのですが、見つけることができませんでした。