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漢方薬解説
めまい、頭痛にはどんな漢方薬がいいの?
半夏白朮天麻湯 めまい、頭痛に頻用される漢方薬の1つです。めまいを呈する疾病にはメニエール病がありますし、うつ状態にめまいが伴えば半夏白朮天麻湯の適応になります。 半夏白朮天麻湯を一言でいえば風痰によるめまい、頭痛に対応した漢方薬になって... -
漢方薬解説
慢性心不全、心臓性喘息にはどんな漢方薬がいいの?
木防已湯 慢性心不全や胸に浮腫みがあるときに木防已湯です。簡単にいえば胸膈の水を取り除く漢方薬です。木防已湯は『金匱要略』に記載のある漢方薬です。 「膈間支飲、其人喘満、心下痞堅、面色黎黒、其脈沈緊、得之数十日、医吐下之不愈、木防已湯主之... -
漢方薬解説
不安や不眠からくる神経症、胃痛にはどんな漢方薬がいいの?
四逆散 不安、不眠、神経症で使用される四逆散です。気滞、気鬱という気の流れが滞っているときに頻用されます。四逆散は加味すると柴胡疎肝湯に応用されるように理気剤の基本骨格となっています。気の流れが停滞し、不安、不眠の神経症になります。枳実が... -
漢方薬解説
のどの渇きとほてりのあるものにはどんな漢方薬がいいの?
白虎加人参湯 のどの渇き、ほてりにつかわれる白虎加人参湯です。ほてりということは皮膚に赤みがある状態なので白虎加人参湯は皮膚科でつかわれることもあります。 白虎加人参湯は古典の『傷寒論』に記載のある漢方薬です。白虎湯に人参を加えたものです... -
漢方薬解説
大黄牡丹皮湯
大黄牡丹皮湯 大黄牡丹皮湯は『金匱要略』瘡瘍腸癰浸淫病篇に記載のある漢方薬です。 「腸癰者、少腹腫痞、按之則痛如淋、小便自調、時時発熱、自汗出、復悪寒。其脈遅緊者、膿未成、可下之、当有血。脈洪数者、膿已成、不可下也。大黄牡丹皮湯主之。」 実... -
漢方薬解説
偏頭痛にはどんな漢方薬がいいの?
呉茱萸湯 偏頭痛、習慣性頭痛につかわれる呉茱萸湯です。簡単に言えば温めて気を降ろす漢方薬です。呉茱萸(ごしゅゆ)独特の辛味がありますが、その辛味によって温中下気します。 『傷寒論』での呉茱萸湯使われ方↓呉茱萸湯は『傷寒論』では陽明病、少陰病... -
漢方薬解説
下痢、めまい、冷えにはどんな漢方薬がいいの?
真武湯 下痢やめまいにつかわれることの多い真武湯です。真武湯には附子という体の裏側から温める生薬が入っており、温めることで下痢や水の巡りを改善し、めまいにつかわれます。 もともとは『傷寒論』に記載のある漢方薬です。 『傷寒論』での使われ方↓... -
漢方薬解説
乾いた咳、痰にはどんな漢方薬がいいの?
麦門冬湯 “乾いた”咳・痰のある方によくつかわれる漢方薬です。潤す生薬が多くはいっており、痰のなかでも乾いた粘っこい痰に向いています。潤す漢方薬であることからシェーングレン症候群などの口腔乾燥症、口が乾く症状でもつかわれることがあります。 ... -
漢方薬解説
ささいなことが気になる方の神経質、神経症、不眠症にはどんな漢方薬がいいの?【桂枝加竜骨牡蛎湯】
イライラ、不安神経症などの精神症状でよく使用される漢方薬です。気を鎮める漢方薬であり、不眠にもつかわれます。 もともとは『金匱要略』虚労病に記載のある漢方薬です。 『金匱要略』での使われ方↓「脈得諸芤動微緊、男子失精、女子夢交、桂枝竜骨牡蛎... -
漢方薬解説
お腹の脂肪を落とす漢方ってあるの?
防風通聖散 お腹の脂肪を落として肥満症を改善する医薬品としてつかわれています。実際マウスにおいて体重および内臓脂肪の減少が確認されています。18種類の生薬がはいっており、簡単に説明すると利尿剤と下剤が合わさったような漢方薬です。 森道伯先...