花粉症

↓症状を選ぶとあなたにあったアレルギーの薬や漢方薬をおすすめします。

Q1
花粉症の薬で気になるものは?
目次

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  1. アレグラ、アレジオン、クラリチンの違いは?
  2. 花粉症の鼻水にはどんな漢方があるの?
  3. 花粉症の鼻づまりにはどんな漢方薬があるの?
  4. 熱っぽさ、かぜのような症状にはどんな漢方薬があるの?
  5. 鼻づまり、鼻水が濃いときはどんな漢方薬があるの?
  6. 身体を内側から整える漢方薬ってあるの?

2021年の花粉の量は?

ウェザーニュースによると2021年は2月7日から東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、熊本県、鹿児島県、佐賀県、高知県が花粉のシーズンがはじまったとのことです。スギ花粉は3月末までが飛散のピークとみられています。今年は例年に比べると花粉は少ないところが多いですが、北陸、東海、四国では昨年に比べると花粉飛散量は倍以上と予想されています。

花粉症の薬はいつから飲んだらいいの?

花粉の薬っていつころから服用すればいいのか、気になりませんか。早めがいいのか?花粉が飛び始めてからでいいのか?代表的な抗アレルギー薬のアレグラの添付文書をみると、“本剤を季節性の患者に投与する場合は、好発季節を考えて、その直前から投与を開始し、好発季節終了時まで続けることが望ましい。”と花粉の症状が出る前からの服用を推奨しています。

花粉症の薬は眠気がでる?

昔のアレルギーの薬は成分が脳にも行ってしまうため眠気が出ていました。現在では改良され、眠気がでにくくなってきています。2008年の情報では脳に行きにくい成分はアレグラ(フェキソフェナジン)です。

順にアレジオン(エピナスチン)、エバステル(エバスチン)、ジルテック(セチリジン)、アレロック(オロパタジン)となっています。眠気の出づらさで選ぶならアレグラ(フェキソフェナジン)ですね。

一番眠気が出づらい→フェキソフェナジン(アレグラアレルビ)

医療用と市販の花粉症の薬は同じ?

市販で扱いがあり、眠気が出づらい商品としてはフェキソフェナジン(アレグラ、アレルビなど)、アレジオン20、クラリチンEXなどがあります。違いとしてはフェキソフェナジン(アレグラ、アレルビなど)は1日2回の服用に対し、アレジオン20、クラリチンEXは1日1回の服用で済みます。

服用回数で選ぶならアレジオン20,クラリチンEX。

一番眠気が出づらいものを選ぶならフェキソフェナジン(アレグラ、アレルビなど)です。

1日1回のアレジオン20、クラリチンEXは構造も三環系と同じ系統で、違いがあまりないのですが、添付文書上ではアレジオンには”本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に注意させること”とあり、車の運転をしないのならクラリチンの方がおすすめです。

1日1回の服用で車の運転をする方→クラリチンEX

1日1回の服用で車の運転をしない→アレジオン20

1日2回の服用だが、1番眠気がでにくい→アレグラアレルビ

 



フェキソフェナジン(アレグラ、アレルビなど)の服用にあたっての注意は?

グレープフルーツジュースの影響で薬の成分が吸収されにくくなり、本来の効果を発揮できなくなります。グレープフルーツジュースの影響は数日続くので注意が必要です。ほかにも水酸化マグネシウム(便秘薬)と一緒に服用しても効果が弱まります。水酸化マグネシウムの影響は2時間程度空けると回避することができます。グレープフルーツジュース、水酸化マグネシウムの薬を飲んでいるときは薬の本来の効果を発揮できなくなるので注意してください。

花粉症の漢方薬ってあるの?

花粉症、鼻づまり、かぜのような症状からいくつか使われる漢方薬があります。漢方薬は体質から薬を選びます。

鼻水・冷えが気になる方→小青竜湯

鼻づまり・冷えが気になる方→葛根湯加川芎辛夷

熱っぽさ・かぜのような症状→麻杏甘石湯

熱っぽさ・濃い鼻水が気になる方→辛夷清肺湯

体の内側から整える→玉屏風散、補中益気湯

花粉症の鼻水にはどんな漢方があるの?

小青竜湯というのは温めて、水を追い出す漢方薬です。古典では水が溜まったようなかぜにつかわれていました。花粉症の鼻水は水が溜まっている症状の1つです。小青竜湯は温める漢方薬でかぜにも使われていたことからも、“冷え”があることが重要です。熱っぽさ、舌の赤みがあるときは余計に温めてしまうため、効果はありません。冷えと水の滞っている感じがあれば小青竜湯です。

花粉症の鼻づまりにはどんな漢方薬があるの?

葛根湯加川芎辛夷は葛根湯に川芎・辛夷を加えた漢方薬で、温めて、鼻詰まりを改善する漢方薬です。葛根湯にて温め、冷えを追い払い、辛夷にて鼻詰まりを通します。葛根湯からもわかるように温める漢方薬であるので、熱っぽさ、舌の赤みがあるときは余計に温めてしまうため、効果はありません。冷えと鼻づまりがあれば葛根湯加川芎辛夷です。

熱っぽさ、かぜのような症状にはどんな漢方薬があるの?

麻杏甘石湯はぜんそくのような咳につかわれる漢方薬ですが、かぜにつかうこともできます。花粉症の症状で熱っぽく、だるい症状を実感したことはないですか?花粉症で有名な小青竜湯は温める漢方薬で、熱感がある方には使うことができません。麻杏甘石湯は冷やす漢方薬です!花粉症の症状で熱っぽさ、かぜのような症状があるときは冷やす漢方薬の麻杏甘石湯です。

鼻づまり、鼻水が濃いときはどんな漢方薬があるの?

辛夷清肺湯はよく蓄膿症につかわれます。サラサラとした鼻水で冷えがあれば小青竜湯、サラサラとした鼻水で熱感があれば麻杏甘石湯ですが、粘っこい鼻水には辛夷清肺湯が適しています。熱によって煮詰められ、ネバネバした濃い鼻水となっています。辛夷清肺湯にて鼻詰まりを通し、濃い鼻水を出します。

身体を内側から整える漢方薬ってあるの?

花粉症などのアレルギー症状は肺の働きが重要になります。漢方では肺が身体の表面をめぐり、外敵から守ってくれています。かぜ・インフルエンザは外敵とイメージしやすいと思いますが、アレルギーがある人にとっては花粉も外敵になります。玉屏風散、補中益気湯は黄耆が入っており、気を表までめぐらせてくれます。身体の内側から整えるには玉屏風散、補中益気湯です。

 

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