三黄瀉心湯

三黄瀉心湯

三黄瀉心湯は『金匱要略』驚悸・吐衄下血・胸満・瘀血病篇に記載のある漢方薬です。

「心気不足、吐血、衂血、瀉心湯主之。」

心気不足にて出血のある状態です。いくつか解釈のわかれる条文ではありますが、ここでは心気不足は心の陰気不足だと考えられます。心“陰”不足ではなく、心“気”と書かれていることからも陰気のことをしていると思われます。ここで使用されているのが三黄瀉心湯で大黄・黄連・黄芩の3薬から構成されています。桂枝などが使用されていれば心の陽気不足と捉えることもできますが、構成生薬全て苦寒のものであり、心の陰気を補うことで心の熱を冷まします。

陰と陰“気”では意味が異なるため注意が必要です。黄連などは“苦”寒の生薬であり、苦味であることからも陰を補う性質はなく、陰気を補います。エアコンのように冷たい空気を送るイメージです。冷たい空気によって結露をつくりだし、水がしょうじることもあります。それに対し龍眼肉は甘味の生薬であり、“陰”を補います。冷たい空気でなく、水自体を補うイメージです。

三黄瀉心湯においては心(陰)気不足にとって出血が起きているため、大黄・黄連・黄芩の苦寒の陰気を補う生薬にて出血を抑えます。

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効能又は効果は?

ツムラの添付文書には「比較的体力があり、のぼせ気味で、顔面紅潮し、精神不安で、便秘の傾向のあるものの次の諸症 高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳なり、頭重、不眠、不安)、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症」とあります。

 

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