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漢方薬解説
治打撲一方の市販薬のおすすめは?
治打撲一方 【治打撲一方とは?】 その名の通り、打撲を治す漢方薬である治打撲一方です。 打撲は打ち身ともいわれ、強くぶつけた場合は皮膚が紫色になり、皮下出血もみられます。 打撲は皮下で血が鬱滞している様子からも、治打撲一方は血の滞りを除く漢... -
漢方薬解説
五十肩には二朮湯
二朮湯 五十肩につかわれる二朮湯です。五十肩の正式名称は関節周囲炎といいます。肩関節の炎症から動きが固くなり、肩もあげにくくなっていきます。そんな五十肩、四十肩につかわれるのが二朮湯です。 二朮湯は肩の痛みでも痰湿によって気が巡らないこと... -
漢方薬解説
二陳湯
悪心、嘔吐には二陳湯 二陳湯の単剤でつかわれることは少ないですが、漢方薬の加減法に用いられる重要な漢方薬です。二陳湯というのは半夏と陳皮が主薬です。半夏と陳皮は陳旧したものの方が良品とされ、二陳湯という名前になっています。 二陳湯は... -
漢方薬解説
急性胃腸炎、冷え腹の方にはどんな漢方薬がいいの?
胃苓湯 胃苓湯は平胃散と五苓散を合わせた漢方薬です。平胃散は胃もたれ、消化不良につかわれ、五苓散は水飲の停滞による嘔吐・下痢につかわれます。これら2つを合わせることで急性胃腸炎、冷え腹に用いられます。 【】 ツムラの添付文書には「水瀉性の下... -
漢方薬解説
かぜをひきやすい人のせき、気管支喘息、小児喘息にはどんな漢方薬がいいの?
柴朴湯 柴苓湯は小柴胡湯と半夏厚朴湯を合わせた漢方薬です。小柴胡湯は少陽病につかう漢方薬で、半夏厚朴湯はせきやのどの異物感につかわれます。 【】 ツムラの添付文書には「気分がふさいで、咽喉、食道部に異物感があり、時に動悸、めまい、嘔気などを... -
漢方薬解説
瘢痕(ニキビの痕)にはどんな漢方薬がいいの?
柴苓湯 柴苓湯は小柴胡湯と五苓散を合わせた漢方薬です。小柴胡湯は少陽病につかう漢方薬であり、半表半裏の少陽枢機を透邪します。五苓散は下痢・吐き気の水飲の停滞に使われ、どちらの症状にも効きます。 最近では瘢痕というにきびの痕に使われることが... -
漢方薬解説
痰の多い咳、気管支喘息には苓甘姜味辛夏仁湯
苓甘姜味辛夏仁湯 漢方薬の名前が長いですが、使われている生薬の名前を1文字ずつとって名付けられています。茯苓・甘草・乾姜・五味子・細辛・半夏・杏仁です。小青竜湯に入っている麻黄による血圧上昇や動悸などの症状があるときに苓甘姜味辛夏仁湯が使... -
漢方薬解説
桂枝人参湯
桂枝人参湯 桂枝人参湯はお腹を温めてくれる人参湯に桂枝を足したものです。人参湯はお腹を温めるように身体の内側に効き、桂枝はかぜの表証に効きます。桂枝人参湯はお腹の症状と頭痛のかぜの症状、どちらにも対応した漢方薬となっています。 桂枝人参湯... -
漢方薬解説
腰の冷えに苓姜朮甘湯
苓姜朮甘湯 足腰の冷えに使用される苓姜朮甘湯です。漢方薬の名前は茯苓・乾姜・白朮・甘草の頭文字からきています。乾姜という温める生薬が入っており、足腰の冷えにつかいます。 汗をかいた服を着替えなかったり、周りに水が多い職業、板前さんや水につ... -
漢方薬解説
二日酔い、むくみ、じんましんに茵蔯五苓散
茵蔯五苓散 五苓散に茵蔯蒿(いんちんこう)が加わったものが茵蔯五苓散です。五苓散は利水の漢方薬といわれ、水の偏在を治す漢方薬です。茵蔯蒿という除湿の生薬が加わり、水飲・湿を追い出す作用が強化されたものが茵蔯五苓散です。 茵蔯五苓散は『金匱...