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生薬
五味子(ごみし)
【】 気味:酸 温 帰経:肺・心・腎 効能:斂肺、滋腎、生津、収汗、渋精の効能から肺虚喘咳、口渇、自汗、盗汗、労傷羸痩、滑精、久瀉久痢に応用されます。 【】 気味:酸 温<神農本草経> 帰経:胆・肝<葉天士解本草> 五味子は“5つの味をそなえる”... -
生薬
続断(ぞくだん)
続断は寿胎丸、補腎安胎飲の安胎の方剤や三痺湯の関節痛の方剤につかわれます。経絡などを”断”たれたものを接”続”する生薬といえます。 【】 気味:苦・甘・辛 微温 帰経:肝・腎 効能:補肝、強筋骨、定経絡、止筋骨酸痛、安胎、婦人白帯、生新血、破瘀... -
生薬
玉竹(ぎょくちく)・葳蕤(いずい)
玉竹と葳蕤は表記が異なるだけで同じ生薬です。玉竹の名前でみることがほとんどですが、『傷寒論』厥陰病篇の麻黄升麻湯のところに葳蕤として記載があります。 玉竹は沙参麦門湯、益胃湯のように胃を潤す生薬としてつかわれることが多いです。『傷寒論』で... -
生薬
牛膝(ごしつ)
牛膝(ごしつ)というのはその字の通り“牛の膝”のことではなく、ヒユ科の植物の根の生薬を牛膝といいます。 牛膝は牛車腎気丸、血腑逐瘀湯、天麻鉤藤飲、独活寄生湯、大防風湯、疎経活血湯、折衝飲、牛膝散などに使われています。 “懐”牛膝は補肝腎・強筋骨... -
生薬
麦門冬(ばくもんどう)
麦門冬は麦門冬湯をはじめとし、生脈散、辛夷清肺湯、清肺湯、滋陰降火湯、滋陰至宝湯、銀翹散、清営湯、増液湯、玉女煎、一貫煎などに使用されます。 主に肺、胃を、心を滋潤する目的として配合されることが多い生薬です。 【】 気味:甘・微苦 微寒 帰... -
症状から
漢方飲み方
漢方薬は一般的に食前、もしくは食間に服用します。 食前というのは食事の30分前。 食間というのは食後2時間後の、食事と食事の間の時間のことを指します(食間は食事中の意味ではありません)。 どちらにも共通しているのはお腹にご飯が入っていない状況... -
症状から
生理血の色が薄い
生理血の色が薄いと感じたことはないですか? 血の色が薄いときは気血が不足していたり、陽気が足りていない可能性があります。 【肌の乾燥、髪のコシがなく、乾燥しやすい方】 女性は毎月生理があります。生理によって血を消耗するため常に血を不足しやす... -
症状から
生理時の下痢・軟便
普段はそんなことないのに、生理の時に下痢・軟便になることはありませんか? 生理時は通常の気の流れと異なり、生理の方に多くのエネルギーが注がれ、体力を消耗することから胸の張り、腰痛、下痢・軟便、頭痛などの諸症状があらわれます。 【目次】 生理... -
症状から
生理の量が少ない、生理持続期間が短い
出し切れていない気がする、20代の頃はもっとでていたけど30代になってから量が減った気がする、出産する前はでていたけど、産後数年経つけど量が少なくなった、などの症状をおっしゃる方は多いです。 もちろん閉経に近づくにつれて生理量が減る場合は... -
症状から
腰痛
腰痛診療ガイドラインには“腰痛は、脊柱を構成する数多くの解剖学的組織から引き起こされる;椎間板、椎間関節、神経根、椎骨骨膜、筋・筋膜、靭帯、血管など。様々な疾患、外傷によって、これらの組織が障害され腰痛が発症する”と書いてあります。 つまり...