記事
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症状から
男性更年期
男性更年期障害 更年期障害は女性でよく耳にすることがありますが、最近では男性でもあるといわれます。 中国語では男性更年期総合症といいます。症状としては、身体的には全身の疲労感や倦怠感、性欲低下、ED(勃起障害)、不眠、肩こりなど、精神的には... -
生薬
枳殻(きこく)
枳殻とよく似たものに枳実(キジツ)があります。どちらも基原はダイダイであり、夏至前に採取したものが幼果で小さなものが枳実、秋季に採取した成熟果実で大きなものが枳殻です。 違いとしては枳実の方が作用が峻烈で、枳殻がやや緩和されたものとし、ほ... -
生薬
枳実(きじつ)
枳実(キジツ)の働きを『神農本草経』から考えたいと思います。 枳実とよく似たものに枳殻(キコク)があります。どちらも基原はダイダイであり、夏至前に採取したものが幼果で小さなものが枳実、秋季に採取した成熟果実で大きなものが枳殻です。 違いと... -
症状から
頚椎症
頚椎症 頚椎症について考えたいと思います。中国ではどういった考えがされているのか調べてみました。 【原因】 日本脊髄外科学会では“年齢が進むと(40-50歳代以降)、この椎間板や頚椎が少しずつ変形し、脊柱管の中に含まれている脊髄や神経根が次第に圧... -
生薬
呉茱萸(ごしゅゆ)
呉茱萸(ごしゅゆ)の働きを『神農本草経』から考えたいと思います。呉茱萸は偏頭痛でつかわれる呉茱萸湯の主薬としてよく使われます。呉茱萸には独特な辛味とえぐみがあり、少しクセのある味をしています。 【】 気味:辛・苦 熱 帰経:肝・腎・脾・胃 ... -
生薬
芍薬(しゃくやく)
芍薬といえば一般的には優雅な花を思い浮かべますが、漢方においてはその根をつかいます。婦人科の漢方薬において頻用される生薬の1つです。芍薬は『神農本草経』では白と赤で区別されていませんが、一般的には白芍薬は補に優れ、赤芍薬は散に優れている... -
生薬
薏苡仁(ヨクイニン)
イボや関節の痛みでつかわれる薏苡仁(ヨクイニン)です。市販でもヨクイニンの入ったタブレットも販売されています。なぜそういう効能があるのか、調べてみました。 【ヨクイニンとハトムギの違いは?】 ヨクイニンとハトムギの違いは皮がついているか、... -
症状から
唾(つば)、よだれが多いときにはどんな漢方薬があるの?
唾(つば)、よだれが多い 唾(つば)、涎(よだれ)が口のなかで多く湧いてくる症状です。身体でほかに調子が悪いところがあまりないのに、つば、よだれが多いという症状について漢方的に考えます。顔面神経麻痺で唾液の分泌が異常になっているなどの疾患... -
症状から
口が苦い、口の苦味のときはどんな漢方薬があるの?
口の苦味 口の苦味は胆熱による影響が大きいです。胆は中正の官であり、強い苦味にて五臓が正常に働くようににらみを利かせています。 口の苦味の原因となる胆熱にはいくつかの要因が考えられます。 1つは胆は肝と表裏関係にあり、肝の鬱熱が裏に胆にも波... -
症状から
眠りたがるときにはどんな漢方薬があるの?
眠りたがる(嗜眠) 日中も、夜も眠りたがります。眠りたがりますが、呼べばすぐに起きます。気血の不足か、湿邪によって気がめぐらない恐れがあります。 【】 冷たいもの食べ過ぎなどによる食事の不摂生、周りの環境による湿気、脾胃の働きが弱いことで湿...