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漢方薬解説
こじらせたかぜ、食欲不振、吐き気にはどんな漢方薬がいいの?
小柴胡湯 少陽病という風邪が体表から裏に入っていく途中の半表半裏という状態に使用される漢方薬です。簡単に言えばこじらせた風邪のときに使用されます。邪が半表半裏にいるときは、往来寒熱(熱くなったり、寒気を感じたりを交互に繰り返す)、胸脇苦満... -
漢方薬解説
冷えで痛む痛み、関節痛にはどんな漢方薬がいいの?
桂枝加朮附湯 関節の痛みがある方に使用される漢方薬です。江戸時代の吉益東洞が考案した処方です。こちらを解説します。 三叉神経痛や帯状疱疹後の神経痛にも使用されます。 骨粗鬆症の疼痛を軽減するだけでなく、骨量の減少を予防したという研究もありま... -
漢方薬解説
熱を持った腫れにはどんな漢方薬がいいの?
越婢加朮湯 この漢方薬はとても幅広い症状に使用される漢方薬です。漢字は難しいですが、“えっぴかじゅつとう”と読みます。「金匱要略」という1800年前の書物に記載されている漢方薬です。 一言でまとめると、“冷やし、水を抜く漢方薬”です。 “冷やし... -
漢方薬解説
咳き込んで、痰もあるときはどんな漢方薬がいいの?
五虎湯 喘息で咳き込んで、痰がある方に使用される漢方薬です。 【】 五虎湯の五は5つの生薬が配合されているという意味です。次に虎という文字ですが、こちらにもいくつか意味があります。喘息がおきるのは明け方、つまり虎の刻に起こることが多いです。... -
漢方薬解説
喘息のように咳き込むときはどんな漢方薬がいいの?
麻杏甘石湯 喘息のように咳き込むときに使用される漢方薬です。即効性もある漢方薬なので、咳き込むときのためにお守りとして持ち歩く方もいます。配合されている生薬をみても苦いものは少なく、比較的飲みやすい漢方薬です。痔の発作で腫れがあるときにも... -
漢方薬解説
鼻水のかぜ、花粉症にはどんな漢方薬がいいの?
小青竜湯 花粉症のときに使用される有名な小青竜湯です。ただ実際には花粉症に対しては西洋の抗ヒスタミン薬がよく効きますし、第一選択薬になっています。それでも鼻水がでるとき、もしくは原典での使用法と同じように鼻水が多い時の風邪に使用されるのが... -
漢方薬解説
のぼせて、イライラする便秘の方にはどんな漢方薬がいいの?
桃核承気湯 便秘傾向で血の巡りが悪い方によくでる漢方薬です。婦人科で処方されること多いです。便秘がちで、のぼせがあり、生理の時に精神的に調子が悪くなりやすい方向けです。便秘、のぼせ、生理不順の3つが服用のポイントになります。 調べてみると... -
漢方薬解説
生理不順、更年期、しみ、にきびにはどんな漢方薬がいいの?
桂枝茯苓丸 婦人科でよく処方される漢方薬で生理不順、更年期障害など婦人科でよくみられる症状だけでなく、冷え性、打撲、痔にも効能、効果があります。一般用医薬品の効能に、肩こりの記載があるものもあります。一言でいえば、気を降ろし、血の巡りをよ... -
漢方薬解説
耳鳴り、めまい、動悸にはどんな漢方薬がいいの?
苓桂朮甘湯 水と気の巡りをよくする漢方薬です。耳鳴りやめまいは水の偏在で生じるため、そういった症状のときによく使用される漢方薬です。起立性低血圧にも応用されています。 ほかにも苓桂朮甘湯には精神安定作用があるため、自律神経を整え、パ... -
漢方薬解説
節々の痛み、強い寒気、発熱、鼻づまりにはどんな漢方薬がいいの?
麻黄湯 インフルエンザ、寒気の強い風邪や子供には鼻づまりがあるときに処方される漢方薬です。 インフルエンザや感冒のとき、寒邪が体の表面から侵入してくるので、発汗作用の強い麻黄湯で汗と一緒に外に追い出します。発熱、悪風、無汗、身疼、頭痛、腰...