生薬– category –
生薬の違いについて
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人参(にんじん)
人参は生薬としても有名です。漢方の人参と、食卓に並ぶ人参は同じものなのでしょうか? 結果からお話すると漢方でつかわれるニンジンと、カレーや肉じゃがに入っているニンジンは別物になります。漢方のニンジンはウコギ科で、普段食べる赤いニンジンはセ... -
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甘草(かんぞう)
甘草は字のとおり、生薬のクセのある甘い味がします。その甘味からも食品の甘味料としても使用されます。有名なものではハリボーのタイヤグミに入り、かっぱえびせんなどにも入っています。 甘草は甘味から漢方においても矯味剤として頻用され、漢方薬の7... -
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蓮肉(れんにく)・蓮子(れんし)
蓮肉もしくは蓮子について説明します。どちらも同じ意味で、日本では添付文書では蓮肉と表記されることが多いです。古典では蓮子と書いてあることが多い印象です。蓮子、蓮肉という名前からもハスのタネのことです。 蓮肉が入っている漢方薬には補気・軟便... -
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山薬(さんやく)
山薬はナガイモやヤマノイモの根茎で、普段の食事でも目にすることのある生薬の1つです。 漢方で山薬がつかわれているものには、参苓白朮散、啓脾湯、六味丸、八味地黄丸、牛車腎気丸、完帯湯、清帯湯などがあります。脾陰を補う補脾や収渋作用による止瀉... -
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陳皮(ちんぴ)
陳皮の働きを『神農本草経』から考えたいと思います。 陳皮は香蘇散、参蘇飲、滋陰至宝湯、痛瀉要方、滋陰降火湯、五積散、六君子湯、補中益気湯、人参養栄湯、神秘湯、通導散、釣藤散、平胃散、分消湯、藿香生気散、九味檳榔湯、疎経活血湯、二朮湯、二陳... -
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枳殻(きこく)
枳殻とよく似たものに枳実(キジツ)があります。どちらも基原はダイダイであり、夏至前に採取したものが幼果で小さなものが枳実、秋季に採取した成熟果実で大きなものが枳殻です。 違いとしては枳実の方が作用が峻烈で、枳殻がやや緩和されたものとし、ほ... -
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枳実(きじつ)
枳実(キジツ)の働きを『神農本草経』から考えたいと思います。 枳実とよく似たものに枳殻(キコク)があります。どちらも基原はダイダイであり、夏至前に採取したものが幼果で小さなものが枳実、秋季に採取した成熟果実で大きなものが枳殻です。 違いと... -
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呉茱萸(ごしゅゆ)
呉茱萸(ごしゅゆ)の働きを『神農本草経』から考えたいと思います。呉茱萸は偏頭痛でつかわれる呉茱萸湯の主薬としてよく使われます。呉茱萸には独特な辛味とえぐみがあり、少しクセのある味をしています。 【】 気味:辛・苦 熱 帰経:肝・腎・脾・胃 ... -
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芍薬(しゃくやく)
芍薬といえば一般的には優雅な花を思い浮かべますが、漢方においてはその根をつかいます。婦人科の漢方薬において頻用される生薬の1つです。芍薬は『神農本草経』では白と赤で区別されていませんが、一般的には白芍薬は補に優れ、赤芍薬は散に優れている... -
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薏苡仁(ヨクイニン)
イボや関節の痛みでつかわれる薏苡仁(ヨクイニン)です。市販でもヨクイニンの入ったタブレットも販売されています。なぜそういう効能があるのか、調べてみました。 【ヨクイニンとハトムギの違いは?】 ヨクイニンとハトムギの違いは皮がついているか、...